不妊症のかたの代表例
- 産婦人科(不妊専門外来)で検査を受けたが、原因不明の不妊症と診断された。
- タイミング療法や人工授精、体外受精を受けている、また受ける予定がある。
- 薬を使わずに最も自然な形で妊娠できるようにしたい。
- 産婦人科には一切通っていない。
- 何度も体外受精で妊娠や出産に至らず、しばらく身体を休ませたい。
- 子宮筋腫や卵巣など手術を受けてから妊娠しづらくなった。
- 妊娠ができたが、自然流産を繰り返している。
- 不妊治療によるストレスや体の不調。
- 無月経・無排卵や生理不順など。
ストレスが多い、ホルモンバランスが悪い
女性の社会進出にともない、ストレスを溜めている方が増えています。 ストレスが大きく継続的な場合は、ホルモンバランスの乱れから生理不順などの問題を抱える方も。鍼灸によって体調を整え、健康的な状態へと導きます。
不妊症の原因
不妊症といっても、原因はさまざまです。 大きく分けると原因は女性側、男性側の片方、あるいはその両方の原因とに分けられます。
主な不妊症の原因
- 1.女性側の主な原因 卵巣機能不全、子宮内膜症等
- 2.男性側の主な原因 無精子症、性交障害等(※)
- 3.その他 不妊の原因が不明等
- 4.女性、男性の両方の原因 女性、男性のそれぞれに上記の「1.2.」の原因がある
女性側の主な原因
- 1.卵巣:卵巣機能不全
- 2.卵管:狭窄(きょうさく)癒着、閉鎖、水腫(すいしゅ)
- 3.子宮:筋腫(きんしゅ)、奇形、発育不全
- 4.内分泌ホルモン異常
- 5.子宮内膜症
- 6.その他
男性側の主な原因
- 1.精巣(睾丸):無精子症
- 2.精路閉鎖
- 3.性交障害
- 4.内分泌ホルモン異常
- 5.その他
WHO(世界保健機関)が発表した不妊症原因の統計で不妊症の原因は41%が女性側、24%が女性男性ともにあり、24%が男性側、11%が原因不明となっています。 このことからも、不妊症の原因が男性側にある夫婦は約4組に1組で、女性男性両方に不妊症の原因がある夫婦も約4組に1組となり、男性の原因が考えられるものは約2組に1組と約半数にのぼります。 その為、不妊症の検査は夫婦ともに受けることが原則と言えます。 不妊症の原因の多くは、複数の原因が、複雑に絡み合って不妊という症状が形成されています。 それと不妊の原因として年齢も関係しており、年齢を重ねる事により妊娠率は徐々に低下していきます。
不妊症とセックスレス
不妊症の原因の一つにセックスレスがあります。 セックスレスというのは1カ月以上夫婦の間で性交渉がない状態と定義されており、今現代人の特徴としてセックスレスの夫婦は増えているのが特徴です。性欲の衰える時期には個人差がありますが、性欲を司る男性ホルモンの分泌量は、20代をピークに、30代から徐々に減少傾向となります。 性欲が衰え始める30代での結婚も珍しくない現在では、結婚してもあまりセックスをしたくない状況だったり、いざしようと思っても勃起しなかったりと、さまざまなトラブルが起きています。セックスレスになれば、必然と自然に妊娠することが困難になります。不妊の原因の中でも体には何の問題もありません。 妊娠したいという気持ちはあっても精神的な原因からセックスができずにいて、それが不妊症を招いていることになります。
妊娠するために避けたいもの
日常生活の中でなるべく避けたいものもあります。まずは健康な体をつくることが何よりも大切です。 普段の食事から体質改善に気を配って、妊娠しやすい体を作っていきましょう。
- タバコ
- 大量の飲酒
- 大量の甘いもの
- インスタント食品
- 過剰な運動と疲労
- ストレス
- 冷え