ホームケア(妊活)
妊活とは、妊娠しやすい体づくりや生活スタイルの改善など、妊娠に向けた前向きな活動のこと。 hunin2

具体的には、日ごろの食事のバランスに気を付けたり、基礎体温を付けて体調を管理したり、不妊治療を受けたりすることです。もちろん、パートナーの理解と協力も欠かせません。 真心鍼灸治療院の施術では、主に血行をよくして健康を促進し、妊娠しやすい体へ導き、皆様の妊活をサポートしております。

この様な方におすすめです

  • 妊活中・自然妊娠で赤ちゃんが欲しいと思っている方
  • 病院の治療と並行して、母体力を充実させホルモンバランスを整えたい方
  • 鍼灸治療でとにかく体質を改善したい方
  • 今は、病院での治療をお休みしている方
  • 二人目がなかなか授からずにいる方
  • IVF前後の着床促進治療ご希望の方

妊娠しやすい体づくりの6つのポイント

ストレス対策

現代社会はストレス社会と言われていますが、ストレスは女性ホルモンの天敵で、脳の視床下部や脳下垂体はストレスに非常に弱いと言われています。そのため、なるべくリラックスして過ごすよう心がけるのも大切です。また、男性にもストレスは大敵で、日頃の生活に疲れて毎日を楽しむ余裕がないと、心身ともに疲れが溜まります。男性はこの疲労が精子をつくる能力にも影響し、精液検査などでも4倍近く差が出ることがあります。

適度な運動は新陳代謝を促しストレスを解消する

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適度な運動によって血液の循環をよくすると、女性の場合は骨盤内の血流の滞りが解消され、生殖器官の働きがよくなります。一方、男性も適度な運動を心がけることで体の機能が向上し、勃起力、射精能力が高まります。どのような運動をするかは、自分の体力に合わせて選ぶとよいでしょう。散歩やジョギング、ストレッチ、ヨガなどがおすすめですが、適度な運動を毎日続けて行うことが大切です。また、特別な運動を行わなくても腹筋運動や手足の曲げ伸ばし、軽いストレッチなど、家事や仕事の合間にできる運動を行いましょう。

エアー縄跳び

跳び縄はなくてもかまいません。縄跳びをしているふりをします。1分間に100回(15秒に25回)のペースで、1セット2000回が目標です。これがむずかしい人は500回程度を1セットとし、30秒~1分の休みを入れて、再び繰り返すといいでしょう。

エアロビクス

好きな音楽やDVDなどを利用して、自宅で運動してみましょう。まわりの目を気にしなくていいので気軽にできます。

冷え性対策

冷え性は妊娠しやすい体づくりの大敵です。血行が悪いと卵巣に酸素や栄養が十分に届かず、卵巣機能の低下を招くのです。食事や日常生活を見直して冷え性を改善し、妊娠しやすい体づくりをしましょう。

要注意

  • ・平熱が36度に満たない
  • ・手足は冷たいのに上半身がほてる「冷えのぼせ」体質
  • ・むくんだり、便秘になりやすい
  • ・肩こり、腰痛、頭痛、月経痛がある
  • ・冷たい飲み物や食べ物が好き
  • ・お風呂はシャワーで済ませることが多い

3つ以上あてはまる人は冷え性対策をして妊娠しやすい体づくりをしましょう!

今日から実践できる3つの冷え性対策

お風呂にゆっくりつかる

夜はぬるま湯の半身浴で、できれば30分以上はゆったりお湯につかりましょう。 血行が良くなると気分もリラックスでき、冷え性の原因となるストレスも緩和させます。

体を温める食材を食べる

生野菜よりも温野菜にして食べたり、あたたかい飲み物を飲むなど、体の内側からあたためましょう。血液の流れによって栄養が体の隅々まで運ばれます。ごぼう、黒ゴマ、山芋、しょうがなど黒い色の食材は体をあたためてくれるので、積極的にとることがポイントです。

水分の取りすぎに注意

最近は水分をとることをすすめられますが、これはきちんと排泄することが必須条件です。十分な運動をせず水分が体内に残ると、体を冷やす原因になります。冷たい飲み物を、あたたかいものにかえるだけで水分のとりすぎを防ぐことになります。

バランスの良い食事

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私達の体は食べ物から作られています。脳が働き卵巣が機能するのも、食べ物から得た栄養の おかげです。ダイエットによる無月経は、視床下部からのホルモン分泌を障害して、難治性の排卵障害の原因になります。そのため、ダイエットのために食事を抜くのは逆効果です。 1日3食が基本であり、できるだけ朝食・昼食・夕食の時間帯を規則正しくすることです。健康的な食生活を作ることは妊娠しやすい体をつくるだけではなく、生まれてくる赤ちゃんの健康にもつながります。

なるべく適正体重に近づける

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痩せすぎの場合は、女性ホルモンの分泌量が少なくなる場合もあります。逆に太り過ぎの場合は、女性ホルモンの分泌量が増えますが、体重に対してホルモンの量が追いつかないため、こちらもホルモンバランスが崩れる要因です。無理なダイエットはよくありません。 しかし、女性ホルモンは「たった3キロ」の違いで驚くほど分泌量が変わるとも言われています。

喫煙・飲酒などの嗜好品

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『百害あって一利なし』の喫煙は、思い切って卒煙しましょう。妊娠している場合、低出生体重児や流産・早産の確率が高まるとも言われています。体外受精を行っても、喫煙女性の妊娠率は非喫煙者に比べ、平均20%減少します。また、喫煙は男性にも影響が見られます。タバコを吸っていない男性に比べ、精子の数が少なかったり勃起不全のリスクが高まるなど、様々な研究データが報告されています。受動喫煙の影響も考えると、不妊治療のみならず妊娠・出産後のことも考え禁煙しておきたいものです。

飲酒

飲酒が必ずとも不妊につながったり、子供の発育に悪影響を及ぼすとはいうことではありません。しかし、多量の飲酒は、月経不順、排卵障害などになる恐れがあるという報告があります。また、妊娠中は胎盤から胎児へ、授乳中は母乳から赤ちゃんにアルコールが運ばれます。男性が多量に飲酒した場合や長期に摂取した場合にも精子数や運動率などに影響を与えるとも言われています。そのため、採精が必要となる時期はできるだけアルコールを控えるとよいでしょう。 妊娠を希望している場合は一度に飲むアルコールに関しては、ビールに換算すると中瓶で1または2本以上、または週に2度以上は飲むべきではありません。男性はビール中瓶で1日に3-4本までは妊孕性には影響は与えないようです。しかし、過剰なアルコール摂取は男性ホルモンの働きを低下させるとともに、精子の質を低下させることも知っておくべきです。・・イギリス産科婦人科学会ガイドライン

元気な子どもを授かるためには

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母体の体調を整えることが非常に大切です。

仕事を持ち、生活リズムが不規則な女性は、不妊治療を受けても妊娠できないことが少なくありません。 妊娠しやすい体とは、すなわち健康的な体のこと。飲酒や喫煙を控える、規則正しく睡眠を取る、バランスのよい食事を取るなど、母体の健康のために気を付けたいことはたくさんあります。 妊活において大切なことは、一人で抱え込まないということ。 パートナーはもちろん、病院の看護師、鍼灸院のスタッフなど、複数の人と悩みを共有して、一人で悩み過ぎないようにしましょう。 あまりに考え込むことはストレスとなってしまうので、できるだけリラックスしましょう。ストレスが溜まってしまったときは、体と心をほぐして、落ち着くことも妊活のうちです。